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ポメラを買わない理由

Teliosが死んでから文字打ちに苦労している。たいへん不満がたまっている。幼少より、本を読むのも落書きするのも布団のなかであったので、いまさらデスクトップに向かっても何やら居心地がよくない。何も浮かんでこない。そもそも、何を書こうと思って座ったのか忘れている。だから今年になってブログも写真ばかりに偏っている。

春からずっと、ネットブックやスマートフォンの動勢を見つめてきた。春先にもとめたiPhoneは文字打ちの面倒さにあっさり挫折した。外付けキーボードがでないかぎり、まず文字は打たないことにした。

13kingjim_bcnr1.jpgポメラが実売で1万6千円  〜イトコから実機をさわらしてもらった。ふつうこの手のガジェットというものは、実物をみると安っぽかったりでガッカリということがあるが、ポメラは逆だった。折りたたみキーボードの機構もふくめ精巧なつくりにおどろく。さすが日本製とうならせるものがある。限定カラバリ・モデルも速攻で完売、まだまだ勢いが止まりそうもない。


先日、東京から知り合いの編集者が取材で弘前に来たときも、ポメラの話になった。たしかに取材中は手書きもしくはボイス・メモでいいとしても、次の段階、素材をまとめつつパラグラフ化、ノート化といった工程にはキーボードのほうが具合がいい。手書きメモを写すという単純作業が、逆に新たな着想・連想を呼びおこす。そこで思いついたことをさらに文章化しておけば、デスクにもどってからの編集も楽になる。

文の全体を俯瞰して推敲を重ねるといった用途には適さないが、料理でいえば下ごしらえの作業にポメラはまったく適しているとおもう。取材先の宿で晩飯を食ったあと、取材メモを荒くまとめておけば、デスクにもどったときもすぐ調理にかかることができる。

しかし結論をいってしまえば、ぼくはポメラを買わないことにした。別のマシンを買った(先月注文したのにまだ来ない)。ここで、ポメラをあえて買わない理由を考えてみる。(続く)

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