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「骨髄移植体験者のお話」その4

弱いときこそ強い

それまでの自分っていうのは、まだですね、自分で何でもがんばらなくちゃいけないとか、どこかやっぱり気負いがあったと思うんですよね。それが寝たきりで垂れ流しになったことで、とことん弱くなり切ったっていうんですかね、それで逆に強くなれたんですよね。

まあ、いま思うとちょっと不思議なことがひとつありまして、そのときですねまだ寝たきりのころに、現実もですね、心で産みだせるんじゃないかと、考えまして、試しにですね、そのときに、自分が元気になって、大勢の人のまえで、自分の足で立ってですね、自分の体験を話しているっていう姿を想像してみたんですね。

まあ、それからリハビリを始めたわけですけども、現実はもう簡単じゃなくて、そっから立てるようになるだけでも半年かかったんですけど、そこから車椅子とか、さらに歩行器に乗り継ぎまして、二歩、三歩と、ちょっとずつ歩けるようになって、オムツがはずれて、トイレに行けるようになって、それから再入院してまた一歩下がってっていう、まあ今もですね、まだまだ闘病中の身なんですけれども、それでもですね、そのとき描いたことが、現実になったというのはですね、自分ではすごい不思議だなと、思ってます。

ついでにこの後ですね、ビアホールに行って、三年ぶりにですねヱビスの生を飲んで、二次会で歌いまくると、いう現実もですね、ぜひ作り出したいと思いますんで、幹事さん、ひとつよろしくお願いします。

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