ひさしぶりの紀伊國屋でまったくのけぞってしまった。
...「苦悩」は、意外と
満腹感で薄まります。
さぁ、バリバリ食べて、
太宰的悩みを
美味しく解決しましょう。...
コピーのひどいことといったらもう、救いようがない。「意外と」「さぁ、」「太宰的悩み」「美味しく解決」いちいち鼻につく。なんて下卑たコピーだ。俗物だ。くだらない。誰だコレ書いたのは。
企画をもちこんだ杉山某とかいう53歳のオヤジ、まったくもってどうしようもない。及川さん、どうですかこれ。
※印でまた、ご丁寧にも「生れて、すみません」の由来まで印字するこの鬱陶しさったらない。ご親切にもダジャレの解説までしてくれるというわけだ。イラストがまた、SMAPのゴローちゃんかと思ったよ。
太宰ファン歴三十三年(この3年がいやらしい)というこの杉山という男は、ほかにも「走れメロンパン」などというこれまた寒い商品を企だてている。オヤジーぶりもここまでくるとホラーである。
「撰(えら)ばれてあることの恍惚(バター)と不安(アン)と二つわれにあり」だって。
すべてが俗物だ。何をやっても俗物だ。
紀伊國屋もいくら本が売れないからって平積みに混ぜてこんなもの併売するなといいたい。
いっぽうラグノオは、これみよがしのギャグがないだけまだマシだが、キャッチコピーをどうしたものか。そんなに食いたいんなら、エチオピア皇帝メネリク二世みたいに現物食ってみろよ。三鷹のフォスフォレッセンスに行けばたらふく食えるぜ。
太宰検定が東京でも人気だというし、生誕百年がらみのアレコレはいいとしても、やはり津軽人の商売ベタ、あやかりベタは救いようがない。身内のハジを全国展開しようというものだ。
「新幹線青森駅開業も控えており、インパクトのある商品で売り上げを伸ばしたい」
でました、「インパクト」。いくら北国だからといったって、この芯から冷えこむ地吹雪ギャグを観光客が欲しがるか。誰かコイツらに悩む力を与えたまえ。
って何をこんなにぼくはアツくなっているのか?





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