「ライフ/人間と科学シリーズ 心のはたらき 」をめくっていたら見覚えのある絵をみつけた。これはベルギーのバンドPresentの1st「TRISKAIDEKAPHOBIE」のジャケに描かれていたものだ。
...この絵は、19世紀イギリスの外科医チャールズ・ベル卿が、『表情の分析』という自分の本にさし絵として描いたものである。狂人収容所に捕らわれ、苦しみもがく狂人の、怒りにゆがんだ顔である。この頃には、すでに医者たちは、狂気についての生理学的な研究を始めており、精神病が外的な天刑によって起き(るのではなく)、拷問とか厄払いでなおるものではないことが、わかっていた...(同書より)
ついでに気になった"triskaidekaphobie"はなんだろうと調べたところ、いわゆる「13恐怖」らしい。またしても聴きたくなりチェンバー・ロック棚をあさる。
バルトークがもしロックに傾倒していたら、こんな音になってたんじゃないか...と聴くたびにおもう。Danielle Denisのドラムスにはオカルティックなというか、情念が叩いているような重さがあるのだが、ブラック・ファンクとはまたちがう意味でドライブ感がある。Univers Zeroの初期も聴きたくなってきた。
なぜぼくがユーロ・ロック好きなのかといえば、アルバム一枚にひとつの内的宇宙を結晶化せんとするこの欲張りぶりにあるんだとおもう。トータル・アルバムというやつだ。そして聴く側は、アーティストの内世界をなんの予備知識もなしに突きつけられることになる。
WEBのおかげで謎解きもずいぶん楽にはなったが。





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