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だから「やったよ!」なのです

bikini-kill.jpg障害年金や介護保険の話をはじめると、眉をひそめるヒトもおおいかもしれないけれど、ぼくはこの仕事にたいしてある種の使命感のようなものをもって、もう意地になって続けていました。

なぜそうなったかというと、入院中、同病のみなさんが病気だけでなく、お金のことで苦しんでいるすがたをたくさんみてきたからです。お金の苦労はまったくカラダによくありません。

本人だけでなく、家族や親戚も巻きこんでしまいます。「おカネで買えないものがある」などといった励ましは、薬一服の足しにもなりません。

ぼくがもし障害年金を勝ちえたならば、あとに続く人びとに確実な登頂ルートを残すことができる。かりにぼくが下山途中に死んだとしても、先行者として青森の社会保険事務局に永久に記録されるだろう。多くの審査官が、それを参照するだろう。そうなったら、ぼくみたいにいちいち不服申し立てしなくても、次からは一発で障害年金が支給されるようになるだろう。それが当たりまえになるだろう。

おなじく病床にあって、医療費のやりくりに絶望しているヒトびと(とくに青森)に、死後も希望をおすそわけできるんじゃないか。これは誰がためというより、無能感に苦しんでいた自分をなんとしても救うためであった。まだ誰かの役に立てるんだと確かめたいからであった。

血液疾患でも障害年金の対象となることを知ったのは、去年5月の入院中だったろうか。患者仲間の奥さんが教えてくれたんだと思う。いわれてみれば『白血病と言われたら』にちゃんと書いてある。

すかさず病院の患者相談室にもちかけてみたものの、血液疾患の申請は手がけたことがないということで、社会保険労務士サイトからプリントアウトした資料を手渡されて終わりというお粗末なあつかいだった。でもこれはほんとうに、彼らも手がけたことがないものだから、正直にわからないと患者につたえるしかないのだ。

そんなことがあったから、再審査のすえに、やはり不支給になっても、それまでの顛末はすべて病院側にレポート提出しようとおもっていた。だから今回の決定は、ただお金が出てうれしいっていうだけじゃない。不服申し立てという苦悶のプロセスを経たことで、かえって中身の濃い実例になったことがステキなのだ。よりドラマティックになったことが。

患者相談室に、成功事例として得意満面に資料をわたすことができるのがうれしいのです。

だから「やったよ!」なのです。(続く)

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