「役人にたいする皮肉が出すぎでるんでねが」
一日がかりで書き上げた書類をチェックした姉からツッコミがはいる。
「行政批判したいんだば、もらうモノもらってから飽きるくらいやればいいんだはんで」
「県のエラい人が見たら不快におもうかもしれないよ」と義兄(市役所勤め)からもつっこまれた。
あくまで平静に、ポライトに、と意識しているつもりなのであるが、筆が止まるたびに何というか、憤怒のようなものに突き動かされて、おっかない文面になってしまった。
「相手が病気のことをわかっているのか、わかっていないのか、それすらわからないんだはんで、もっとサラッとまどめたほうがいいんでねが」
などの意見をとりいれて書き直し、ふたたび姉にPDFで送信。朝イチで見てもらい、母に急いで投函してもらったのが午前11時。これで明日には届くだろう。
このテの作業はいやな残尿感ばかりで後味がよくない。電話口で仙台の友にグチグチしちゃったところ、
「国家は国家のためにある」
とキャッチコピー化してくれた。政府は政府のためにある...御上は御上のためにある...。黒澤映画に伏流する元型もだいたいここらへんではないか。「生きる」にしろ「七人の侍」にしろ。
ぼくの父もとにかくお役人が嫌いなヒトでして、いちど宴会で同席になった客が天下りともしらず役人の悪口を得意げに語ってしまい、病床にあっても悔いていた。そんなところばかり父から受けついでしまったのだろうか。「役人嫌い」という遺伝形質があるんじゃないか...またしても憤怒が...
友よ、ヨノナカについてまた素朴に問うからうまくキャッチコピー化してくれ。





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