Bachはぜんぶで何ギガバイトか。
ためしにiTunesで調べてみた。
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器楽曲: 337トラック、22.2時間、6.7GB
鍵盤楽曲: 491トラック、24時間、9.59GB
教会カンタータ: 1219トラック、58時間、15.38GB
声楽曲: 826トラック、28.8時間、8.38GB
オルガン曲: 325トラック、20.2時間、5.94GB
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トータル: 3198トラック、153.2時間、45.99GB
演奏時間はトータルでおよそ7日分。天地創造です。Bachは曲中で7という数字を好んで使っていましたから(神の栄光をあらわす数)、これをしったらさぞかしよろこぶだろうナー。
なかでも教会カンタータがおよそCD60枚分と巨大である。週一本のペースでカンタータをつくっていたというエピソードも納得です。神でさえ最終日は安息していたのに、バッハは日曜日も働きづめだった。
45.99GBであればiPod classicによゆうではいります。しかも音質劣化のないロスレス圧縮で。
焼跡に行き、無残にも焼けた二台のピアノの弦を眺め、長い間(18年)心の友となってくれたピアノのあの音とキイの感触を思いだして涙する。このプレイエルには私の心が、涙が、悲しみや苦しみや喜びの時の無言の独語が、夢やあこがれとともにしみ込んでいるのだ。私の生活からバッハを弾くという事実が失せるなんてどうしても考えられない、耐えられそうもない。 (1945年5月27日の日記より。東京大空襲で焼け落ちたわが家をたずねて)もっともっと自由に音楽がきけたら! そしたら私はもう少しよい人間、愛すべき人間になれるような気がする。ピアノと蓄音機をいつの日か恵んで頂けぬものか。
(1954年8月31日の日記より)
神谷美恵子さんは病床にあったとき、エアーピアノを弾いてしのいだそうだけど、お見舞いにBACHがいっぱいつまったiPodをプレゼントしたらよろこんだろうナー。
N(宣郎)と二人で新緑の町を古道具や歩き。神戸、大阪ととりとめなく往く。最後に松坂やで電蓄を買う。安物ではあるけれど私共としては大英断。これで私の音楽への飢えも癒されるかと思うとひとりでニコニコしてしまう。 (1955年5月1日の日記より)
『神谷美恵子の世界 』みすず書房編集部





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