カウント・ベイシーが弾いたピアノ
山下:当時のジャズクラブの跡が会館みたいになってて、行ったんですけどね、普通のアップライト・ピアノでカウント・ベイシーが弾いたっていう、みんなが弾いたっていう。見たら、このへんの鍵盤ぜんぶえぐれてました。
坂本:はがれちゃって
山下:もうはがれて象牙か何かもう下がえぐれて、よく使うキーのところは。だから僕も手を置きましたよ。ベイシーがえぐった穴だって(笑)
大谷:危険じゃないんですか。ささくれとか。
山下:まあ危険ですね。危険だけど、ものともせずにやったんでしょうね。
坂本:うーん。象牙が飛んじゃうぐらい弾いてしまう、すごいね。
山下:けずれていくんですね。水が岩を穿つみたいになってるんですね。
大谷:当時はやっぱり弾かないとダンスミュージックも生まれなかったわけだから、毎晩毎晩ずーっと弾かれてたんでしょうね。
坂本:アンプリファイっていうかPAはないわけでしょう?
大谷:えーっと基本的に無いですね
坂本:基本的にはね。だからガンガン弾くしかないですよね。ドラムなんかの方がデカイからさ音が。ガンガン弾くしかないよね。
大谷:時代的にいうと、この後ちょうどカンザス出身のチャーリー・パーカーが出てきて...
坂本:そこがすぐ来ちゃうんだね。
山下:こっからの飛躍はすごいよね。





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