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出発点は心地いい感覚

年末大バーゲンセールのデパートの売り場で流れているベートーベンの名曲「第九」も、他の客を押しのけんばかりに奮闘中の主婦にとっては、ただの「雑音」に等しい。

その反対に、夕方おなかペコペコで家に帰ってきた子どもにとって、台所から聞こえてくるお母さんの包丁の「トントントン」という音は、晩ご飯の場面で浮かんでくる心躍らせる「音」だ。その子にとってはまさに「音楽」そのものだ。

楽譜に書かれたものが音楽だと思いこんでいる人が多いが、音楽であるかどうかは、「音」を聴いたその人が決めることだ。

同じ音でも人によって感じ方は違う。自分の感覚で心地いいと感じることが出発点だ。

「教育を考える8 橫川雅之さんに聞く」東奥日報 2008.8.23
授業にすぐ役立つ!音を楽しむ音楽の旅 

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