(注)「モルヒネ日記」とは、ぼくが危篤で半覚半醒になったときに見た悪夢を見たとおりにそのまま書いたものです。もちろん実在の人物や団体とは一切関係ありません。ただ書くという行為により恐怖の記憶を排泄せんとするものです
朝起きたら一通のハガキを手に持っていた。
差出人は姉だった。
お、なんか新しい展開だぞ。もしかしてまだオレ死んでないんじゃないのか。まだ生きてるんじゃないのか...
こんにちは。
あんたが眠っているうちに酸素の血中濃度も96〜98%といい感じだよ!
そうそう、先生が喉に鈴を入れましたって。息するたびにカラカラ音するべ。
ちょっと痛くて大変だと思うけど、肺がよくなったら外しますって言ってたから。
目が覚めたときには気分も爽快! 肺炎も完治で帰れるよ。
ダブルもトリプルもハッピーだなあ。楽しみに眠っていてね。
負けるな。あきらめるな!一緒に戦うぞ。
おねえさんより
たしかに動くと喉の奥からコロコロ音がした。唾を飲むたびに痛みが走った。そういうことだったのか。
でも喉に鈴が入りっぱなしということは、肺炎治らなかったんだろうな。血中濃度はいい感じだったんだ。でも病院でなく知らない場所に一人でいるっていうのは、やっぱり死んだんだな。
でも明日になればまたなんかあるんじゃないか。もう一日だけ待ってみようかな...





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