もうひとつ、意識が戻ったとき愕然としたのは、声がまったく出せなかったこと。いくら力をこめても、「ヒューヒュー」と虚しく鳴るだけだ。聞くと、「気管に開けた穴から空気が漏れるから出せません」。
筆談しようにもペンも握れない、もちろんPCのキーボードを叩く力もない有様だったから、ひらがな表(なんか動物の絵が描いていた)の一字一字を選んで伝えたり、「痰をとってください」「カーテンを閉めてください」とか、よく看護師さんによくお願いする文例集を書いてもらったりしたけど、やはり限界があり、イライラがつのった。
看護師談:「あの話しッコ好きのnarajinさんがしゃべれねんだば、そのうぢ鼻血ででまるんでねが。ストレスで」
一週間くらいして、喉に「スピーチカニューレ」といういわゆる空気弁を呼吸器の先生にとりつけてもらった。自分の声が部屋いっぱいに響いたときはうれしかった。さっそく「ハイ! ハイ!」とリハビリの先生のもの真似を披露したりと調子コキすぎて廊下側まで大声が漏れていたらしい。





あなたのその凄さに丈夫な身体を持つ私は元気づけられます。
ものまね、見たいな。