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浦島その3

もうひとつ、意識が戻ったとき愕然としたのは、声がまったく出せなかったこと。いくら力をこめても、「ヒューヒュー」と虚しく鳴るだけだ。聞くと、「気管に開けた穴から空気が漏れるから出せません」。

筆談しようにもペンも握れない、もちろんPCのキーボードを叩く力もない有様だったから、ひらがな表(なんか動物の絵が描いていた)の一字一字を選んで伝えたり、「痰をとってください」「カーテンを閉めてください」とか、よく看護師さんによくお願いする文例集を書いてもらったりしたけど、やはり限界があり、イライラがつのった。

看護師談:「あの話しッコ好きのnarajinさんがしゃべれねんだば、そのうぢ鼻血ででまるんでねが。ストレスで

一週間くらいして、喉に「スピーチカニューレ」といういわゆる空気弁を呼吸器の先生にとりつけてもらった。自分の声が部屋いっぱいに響いたときはうれしかった。さっそく「ハイ! ハイ!」とリハビリの先生のもの真似を披露したりと調子コキすぎて廊下側まで大声が漏れていたらしい。

介護タクシーがきいてきた

新型インフルは噂ほどの猛威でもなくちょっと肩すかしをくらったような感じです。先生にきいても、ちょっと騒ぎ...

「かかったら最後」

新型インフルについてある男性がテレビで語った言葉である。 彼は腎臓の持病があり週三日ほど人工透析のため通...

ダマヤンティーの思い出

イトコがたずねてきた。歩けるようになったのをみて喜んでいた。「ダマヤンティー」の名を出したので思い出がよ...

「骨髄移植体験者のお話」最後に

つながってくれて毎度ありがとう 最後になりますけども、医師や看護師のみなさんはもちろんなんですが、バンク...

「骨髄移植体験者のお話」その4

弱いときこそ強い それまでの自分っていうのは、まだですね、自分で何でもがんばらなくちゃいけないとか、どこ...
 

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