消費者をだまして金を巻き上げる手法は一段と巧妙化。消費者にはとても追いつけず、だます側とだまされる側の「力の格差」は広がる一方だ。
ロバート・B・チャルディーニさんは米国の著名な社会心理学者でアリゾナ州立大学教授。彼の偉いところは、だます人たちの各種組織に自ら入り込んで無数の手口を学び、「六つの原理」を導き出した点にある。
その著書『影響力の武器』(誠心書房)によると
1返報性
空港で、新興宗教の信者が通行人に一輪の花をプレゼントだと差し出す。受け取ると、信者は寄付を依頼する。花を返そうとしても信者は受け取らない。
心理的な借りを作ってしまった通行人は結局、ポケットから金を取り出し寄付をして、借りを帳消しにしようとする。悪徳商法でなくても、高い商品を提示し拒否された後、安い商品で譲歩させようとするのも同類だ。
2一貫性
人間はひとたび決定を下すと、それを通そうとする。初めに格安の車の値段を提示。客が購入を決めた後に上司に計算ミスを指摘させ、値をつり上げて買わせるローボールテクニックはこの原理を使っている。
3社会的証明
他人に影響されやすいこと。行列ができると、つい並んでしまいような行動。
4好意
知人とのホームパーティ形式だと買わざるをえなくなってしまう心理。
5権威
権威ある人につい従ってしまう傾向。
6希少性
残品がわずかだとうい買いたくなってしまう心情を指す。
(中略)ころころ変わる手口を追いかけるより、だます側がどの原理で攻めているかを知る。そのことでだます側との力の差を縮めたい。
日本経済新聞 2007年2月10日より抜粋
自分の購買欲をリセットしよう。No Amazon Day !





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