下痢もかなり落ち着いてきたので、モルヒネの投与を止めてもらうことにした。モルヒネは通常、痛み止めに使用されるのであるが、副作用として強力な便秘作用があるため、下痢止めとしても使用されることがある。その効果たるやまさに劇的で、水状の下痢でも一発で止まる。しかしやはり麻薬ということで、使わないにこしたことはない。
モルヒネで幻覚を見たり、点滴を引きちぎって暴れ出す人もいるらしいのだが、私のばあいは残念ながら?何も起こらなかった。麻薬だからといって必ずトリップするわけでもないらしい。
夜も眠れるようになったし、日中は頭も働くようになった(ブログを更新できるていどには)。あとは味覚障害が治れば言うことないのだが、抗ガン剤と放射線のダメージが抜けるまでは気長に待つしかないだろう。
それでも骨髄移植という大きな山は超えたし、と一息ついていたら、先生から「まだ小さな山をひとつ越えたにすぎない。narajinさんにとってはこれからの山のほうが大きい」とクギを刺された。急性GVHDのことである。移植後100日間は油断のできない日々が続く。先生に具体的にどんなことが起きうるかを訪ねてみたが、あまりの惨さに余裕が吹っ飛んだ。たとえば、肺にGVHDが来たばあい、呼吸ができなくなり、溺死状態で死んでいく。
先生が去ったあともすっかり怖くなって、まんじりともできないでいたが、そのうち考えるのをやめてしまった。考えたからといって防げるものじゃないし。ここもやはりゴンチチ流「人生現場合わせ」でいくしかない。
夜になるころにはだんだん腹もすわってきて、一切合切を神に丸投げすることに決めた。この件に関しては神に外注し、私は発注主として忍耐強く成果を待つ。そう、私にできることは、辛い入院生活を乗り切る忍耐のみである。
結果は私の知るところではない。





narajinさんもう少しですね。私の父も多発性骨髄腫と言う病気でしたが、年なので骨髄移植はできませんでしたので、骨髄の写真がモニタでもすごく綺麗にみえました。早く元気なnarajinさんにあせらずがんばって下さい。